Footy (Aussie Football)
"スポーツせぬもの男子にあらず"
これはJさんの男子哲学のようなものだ。日本にくらべて環境が整っているということもあるし、性格的にも草食人種の日本人とくらべて競争心が植えつけられているこちらのみなさんはスポーツが大好き!とくにメルボルンが位置するビクトリア州はスポーツが盛んな州らしい。
もちろんスポーツ一切しませんって人もいると思うけど、おそらく割合としては少ないと思うし、そういう人の話になると先ほどのJさん哲学で一撃されてしまう。
そういうJさん自身はもちろんありとあらゆるスポーツを経験している。今は観戦のみだけど、特にオージーフットボールは長い間プレイしていた一番大好きなスポーツ。
オージーフットボールって何?って思うよね?もしかしてスポーツ好きな人は知っているのかもしれないけど、まあ、サッカーとアメリカンフットボールを足して2で割ったようなやつで、メルボルボルンで発達してきたスポーツだそうな。
って私のこの程度の説明をもしJさんが聞いたらそんな簡単なものじゃない!と怒り狂うであろうことが容易に想像できるので、もし興味があったら Wikipediaで読んでみてください。
まぁとにかく様子をみていると、ほとんどみなさんAFL (The Australian Football League / オージーフットボールの事実上世界最高位のプロリーグ)の試合が行われている時期は、天気の話題と同じくらいにFootyの話題しますな。
Jさんには、Dクンという音楽をやっている息子がいるが、彼も今はFootyやらないらしいけど高校生の時まではずっとプレイしていたらしい。しかも、Jさんの話によるとかなりな腕前だったようで、AFLのどっかのチームからもスカウトがあったそうな。でもなぜか本人はやる気なし。
で、もうほんとにこの話になるとJさんには力が入って、残念で残念でしょうがないという大きなため息を吐くのでした。本人がやりたくないんだからいいじゃん
と思うけど、親からすると大変な親不孝ものなんだそうだ。
だってさ、もしプロのFooty選手になったら大スターだよ!自分だったら絶対やっている!彼は自分と比べてなんでもできる才能のある恵まれたヤツなのに、まったくそれを生かしてない!ジェラシーを感じるのと同時に怒りを感じるし、まったくもって落胆するよ!女の子だって次から次へと寄ってきて選び放題!何?女選び放題???とここまでくると私から冷ややかな一瞥が投げられるのでこの話は終了となるのだけれど、まぁ、とにかくFootyの話になるとなにをとってもテンションが変わるJさん。
でこんな風にJさんのようにテンションが変わる男子や女子がそこここにいるわけで、まぁ、私も否応なしにだんだんとFootyのことを理解し始めてしまってますわ。環境ってすごいよね。日本にいたらサッカーすらほとんど興味ないのにさ。
メルボルンには、MCGと呼ばれている競技場があって、たしか歴史は100年以上あるし収容人数は10万人以上。これがまたこのメルボルンの人々の大変な誇りのスタジアム。
で、いよいよ今週末土曜日!このリーグ戦の最終決戦(Grand Final)が14:20よりここで行われる。ここ数カ月、このリーグ戦が気になって気になってしょうがない男子達(女子もかなりな割合でいるけどね)のそわそわ感&興奮状態は一気にこの週末爆発!
先週あたりから商店街などのそこここのお店でよく見かけるようになった貼り紙があるんだけど、これみるともう私は、すごいんだねぇ〜とう溜息がでるのみ。
"Saturday 29th September (Grand Final Day) closing early at 1:00pm"
てやんでぇ、こちとらこんな大事な日に仕事なんかやっちゃいられねぇよ!ってなもんでこれはもう日本のお正月と同じ規模の国民的イベントなんですな。
しばらくの間強制的に試合を観戦させられこのfootyに時間を奪われていたMyyも、これからはもうちょっとテレビのチャンネルの選択肢の増えるし、わからない話に付き合わなくてもいいんだわ〜。
と一息つけそうですが、まぁ、これが終わると春のホースレースシーズンがあって、そのあとすぐに今度はクリケットシーズンが始まるんだよね。
うわぁあああ〜。