Myy(ミー)です。
人生半ばにしてメルボルンへ移住。メルボルン生活もセカンドステージへ突入。
素敵なカフェやレストラン、メルボルン生活情報は”皆無”のMyyのロバ耳ブログです。



レオテー女

Myyはレオテー女なんである。

 

はて?レオテーとは。

แล้วแต่ (タイ語 lǽw tæ̀ / 意味は ~次第)

 

たとえば お天気次第、値段次第、とか、あなた次第(まさに英語の Up to you )なんていう時に使われる。でもそれ以外に、言い方とか状況で、どっちでもいいわ、というようなやる気のない感じとか、あなにまかせるわ、という責任とりたくない的な感じとか、さらには、どうでもいいわ~わたし関係ないし~的な無関心風な場合にも使われる。

 


これはMyyの超個人的なタイでの経験による感想ですが、多少なりとも仕事がらみで知り合った男子達は、そりゃあみんな商売人魂やアーティスト魂がしっかりある人々だったので、レオテーなんて答えがかえってくることはほとんどないけれど、プライベートなシチュエーションで出会った男子達にはなにをきいてもレオテーと返してくるようなレオテー男が多かった。

 

基本的にタイ男子はMyyからみるとよくも悪くもフェミニンな印象の男子が多い気がするけど、なんとなく育ちがよく、丁寧に育てられてて、常識的なという、いわゆるおぼっちゃま的な男子はレオテー男だらけな気がする。(ま、でもおぼっちゃまを通り越してハイソーな男子達にはレオテーはないけれど) そういうレオテー男をみるにつけ、なんともじれったくイラッとしたし、なんでもいいってどういうことよ!どっちでもいいってなんなのよ!と思っていた。

 

でも最近Myyもいつのまにか自分がレオテー女になっていたということに気が付いた。

メルボルンは、最近一気に寒くなって雨ばかり。朝起きて窓の外に目をやるとどんよりとした空と湿った芝生。この天気わるぃ~いメルボルンにいると、出かけたくても出かけられなかったり、庭の手入れをしたくてもできなかったり、と思うように行動できないことも多い。そうなると、週末なにしようか、と聞かれても、無関心にレオテーと答えるしかない。そんなのその時にならないとわからない。

 

友人夫婦にタイ料理のレストランに行こうと誘われた。で、こんな店とこんな店とこんなところにあるけどどう?と聞かれたのでタイ料理には妥協したくないMyyはネットで調べた。そしたら案の定おしゃれな雰囲気ではあるもののフェイク・タイ料理のレストランでがっかり。どっちがいいかな?と聞かれても、レオテーと答えるしかない。

 

銀行で口座を開設した時、プラスチックカードの色が選べるけどピンクと黒のどっちがいい?と聞かれた。そんなのどぉーでもいいじゃん?それよりもMyyEmailアドレスの記載間違わないでほしいよね(間違ってコンピューターに入力されてました)
カードの色なんてレオテー。

レオテー女にはなりたくないけど、レオテーと答えるしかないシチュエーションばかりなんですわ。自分の好みのものを選べる選択肢が少なかったりはたまた無かったり、自分がいくら頑張ってもそれにかかわってくる相手や仲間次第でなんの結果にもつながらない、とか自分ではどうしようも変えようのないことに対して頭つかったり気力つかったりするのも自分消耗するだけだ、となるとぜんぶレオテーになってしまうではないですか!

きっとタイのレオテー男達も、暑さや湿気にまけてレオテーとなり、そして気の強いタイ女子のご機嫌をそこなわないようにとレオテー男になっていったのでしょうね。

今まで蔑んでごめんよ、タイのレオテー男達。レオテー女となったMyyは今君たちの気持ちがわかります。